BXI Builingual System started translating.
Language
人工透析についてDialysis

人工透析とは?

人工透析とは?
腎臓は、お腹の後ろ側に背骨を挟んで左右対照に1つずつあります。
形はそら豆に似ており、1つ150g程度、大きさはにぎりこぶしぐらいです。
腎臓は、生命維持に必要な多くの働きをしているため、腎臓の機能が低下すると、命に関わります。
このため、人工透析や腎移植などの腎代替療法が必要になります。
腎臓の機能
腎不全の症状
水分・老廃物の尿への排泄
高血圧、心不全、尿毒症
(食欲低下・嘔吐・むくみ・呼吸困難など)
電解質の調節
高カリウム血症、高リン血症、アシドーシス、不整脈
造血
貧血
骨代謝
骨量・質の低下、低Ca血症
人工透析とは?
人工透析とは血液中の老廃物や余分な水分を人工的に取り除く治療です。
血液を体内から取り出し、血液透析器(ダイアライザー)を通し、浄化された血液を体内に戻します。
通常は3回/週、3~5時間/回の透析を行います。

当院での人工透析は
①血液透析 (HD)
②血液濾過透析 (HDF)
の2つの方法で行っています。

HDFについては、後ほど詳しく説明します。

当クリニックでの透析療法の特徴

  • 1
    スタッフによる献身的なケアとアットホームな雰囲気の中で透析が受けられます
  • 2
    送迎を希望される方は無料送迎車(福祉車両あり)をご利用できます
  • 3
    通勤者の方などに便利な夜間透析も行っています
  • 4
    定期的にシャント、全身のヘルスチェックを行っています
  • 5
    専門の栄養士による定期的な栄養指導が受けられます
  • 6
    関連病院との連携が緊密で、総合病院への紹介もスムーズです
  • 7
    腎移植をご希望の方にはその手続きや概要を丁寧にご説明します
  • 8
    全ベッドに液晶テレビを設置し、BS放送も見られます
  • 9
    院内は車いすの方にも快適なバリアフリーです

夜間透析について

これまで、就業に制限があったり、早退を余儀なくされていた患者さまや、日中は自由に過ごしたい患者さまに新たな選択肢のご案内です。
平成30年 5月 より、夜間透析を開始致しました。
月・水・金曜日の18:00時までにご入室頂ければ、夜間透析に対応可能です。
ご希望の患者さまは、当クリニックへお気軽にお問い合わせください。

当クリニックへの転院、旅行透析の方法

ご利用までの流れ

  • STEP 1
    患者様から現在通われている病院・クリニックへ転院希望の旨をご相談をしてください
  • STEP 2
    病院・クリニックの担当者の方が当クリニックへ連絡します
  • STEP 3
    診療情報提供書等の資料をいただき、お受入れの可否のご返事をさせていただきます
  • STEP 4
    転院の方は、事前にオリエンテーションを行ないます。 当クリニックでの開始日の調整を行ないます
  • STEP 5
    透析開始

血液濾過透析 (HDF) とは?

通常の血液透析 (HD) は主に拡散という原理に基づいて毒素を除きますが、これに濾過の原理を組み合わせた方法が血液濾過透析 (HDF) です。

HDFでは濾過に必要な大量の補液が必要となりますが、これを自動的に行うシステムをオンラインHDF と呼び、当院でも採用しています。
水質管理がしっかりできているからこそ可能となります。
オンラインHDFではより多くの毒素を除去できるため、通常のHDよりも生活の質を改善できる可能性もあります。

オンラインHDFの主な利点

アミロイドーシス・骨関節痛の改善
アミロイドーシスや手根管症候群の原因であるβ2‐ミクログロブリンを積極的に取り除きます
だるさ、痒み、不眠などの改善
通常のHDで除くことが困難な毒素も取り除きやすくなります
血圧の安定化
心臓への負担が少なく、血圧が下がりにくいです
食欲の増進
食欲を抑制するホルモン、レプチンを除去すると言われています

I-HDFの主な利点

I-HDFとは、透析膜を介して透析液側の水分を血液側に一定時間毎に自動的に補充する(逆濾過透析液を間歇的に補充する)HDF療法です。
逆濾過透析液を間歇的に補充する量をプログラムする事により、患者様の症状に応じた透析が可能です。
血圧の安定化
血管内への水分の移行が促進去され、末梢循環が改善されます
透析効率の上昇
透析膜の洗い流し作用により、膜性能を維持できます。
毒素の除去が促進されます。
オンラインHDFの主な利点

当クリニックでの透析液の清浄化について

透析には清潔な水が必要です。
透析液への微量な細菌やエンドトキシン(細菌毒)の混入は様々な合併症を引き起こし、透析患者さまの生活の質の低下、さらには生命の危険へとつながりかねません。

当クリニックでは透析液を作製する純水装置(RO装置)にはUFフィルターを、また患者さまの各透析装置にはエンドトキシンカットフィルターを設置し、エンドトキシンの低減化、透析液清浄化に最大限努めています。
日本透析医学会の透析液清浄化ガイドラインに基づき、1回/月(エンドトキシン、生菌数)を測定し、透析液の清浄化を確認しています。

当クリニックでは、透析液の厳重な管理・清浄化に努めており、透析液の無菌化を実現しております。
皆さまには安心して透析を受けていただけます。